(PECL PDO_ODBC >= 0.1.0)
PDO_ODBC DSN — ODBC あるいは DB2 データベースに接続する
PDO_ODBC データソース名 (DSN) は以下の要素で構成されます。
        DSN 接頭辞は odbc: です。
        ODBC ドライバマネージャや DB2 カタログに登録されている
        データベースに接続する際には、登録されている名前を
        DSN に追加することができます。
        
ODBC ドライバマネージャあるいは DB2 カタログに登録されている データベース名を指定します。それ以外の方法として、 » http://www.connectionstrings.com/ で説明されている完全な ODBC 接続文字列を使用して データベースに接続することもできます。
UID接続に使用するユーザーの名前を指定します。DSN にユーザー名を指定した場合は、PDO はコンストラクタの引数で指定された ユーザー名を無視します。
PWD接続するユーザーのパスワードを指定します。DSN にパスワードを指定した場合は、PDO はコンストラクタの引数で指定された パスワードを無視します。
| バージョン | 説明 | 
|---|---|
| 8.4.0 | PDO のコンストラクタに対してパスワード引数に空文字列を渡した場合、
         今までは作成される接続文字列に pwdは含まれませんでした。このバージョンから、pwdは空文字列として含まれるように挙動が変更されました。
         PDO のコンストラクタのパスワード引数にnullを渡した場合の挙動は、
         以前と同じです。 | 
| 8.4.0 | DSN に uidまたはpwdが含まれている際には、
         PDO のコンストラクタに name 引数と password 引数を別々に渡した場合に、
         それらが無視されるように挙動が変更されました。
         これより前のバージョンでは、
         DSN にuidまたはpwdが含まれている場合にだけ、
         PDO のコンストラクタに name 引数と password 引数を両方渡した場合に、
         それらが無視されていました。 | 
例1 PDO_ODBC DSN の例 (ODBC ドライバマネージャ)
以下の例は、ODBC ドライバマネージャで testdb として登録されている ODBC データベースに接続するための PDO_ODBC DSN を表します。
odbc:testdb
例2 PDO_ODBC DSN の例 (IBM DB2 非カタログ接続)
       以下の例は、完全な ODBC DSN 構文を使用して
       SAMPLE という名前の
       IBM DB2 データベースに接続するための
       PDO_ODBC DSN を表します。
      
odbc:DRIVER={IBM DB2 ODBC DRIVER};HOSTNAME=localhost;PORT=50000;DATABASE=SAMPLE;PROTOCOL=TCPIP;UID=db2inst1;PWD=ibmdb2;
例3 PDO_ODBC DSN の例 (Microsoft Access 非カタログ接続)
       以下の例は、完全な ODBC DSN 構文を使用して
       C:\db.mdb にある
       Microsoft Access データベースに接続するための
       PDO_ODBC DSN を表します。
      
odbc:Driver={Microsoft Access Driver (*.mdb)};Dbq=C:\\db.mdb;Uid=Admin
